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2010年6月16日 (水)

ザ・カーズ 「錯乱のドライブ」

Cars クイーンなどで知られる敏腕イギリス人プロデューサー、ロイ・トーマス・ベイカーを迎え、イギリスのニューウェイブ的なセンスを強く感じるエレクトロサウンドに、アメリカ的で明快なギターサウンドを乗せて、実にノリのいいポップンロールを展開してみせた我らが「カーズ」。

この見事な融合とヒネクレ具合が、まさに「バッチ・グー!」の心地よさなんですよねー。

思いっきりクールに決めてる裏ノリのギターリフ(でもヒネクレてる)も、一筋縄ではいかないカーズらしさがいきなり全開の、オープニングのイントロを初めて聴いて、すんなり正確にリズムに乗れる人って、素直にエラい!と思うのですが。

凡人の私は、そのあとで他の楽器が乗っかって、1コーラスほど進んだころに、ようやく・・・(笑)、しかしすっかり体がリズムの洪水にどっぷり浸かり、・・・そうなれば、もうあとは気持ちよ~くどこまでも・・・て感じ。

ところでこのアルバム、原題は「THE CARS」。

つまり本国アメリカでは、カーズのデビューアルバム、ってだけの何てことないシンプルなタイトルだったわけですが、なのに、わが日本では、

なぜか「錯乱のドライブ」! 

そしてシングルが「燃える欲望」!!

・・・・・なんのこっちゃ・・・である。

完全にイメージ作ってるやん(笑)!!

しかしこの、なんとなーくエロチックなイメージがカーズのトッぽさとうまくマッチングしていたことも確かで、「カッコイイ大人のバンド」としての地位を確固たるものにしているのは間違いない(か?)・・少なくとも日本では・・・(笑)。

しかし、そんな日本側の意向を汲んでか、それとも先見の明があったのか、はたまた偶然か、ちなみにセカンドアルバムのジャケットは、エロさを増しているように思う。

正直なところ私的には、曲単位でいえば「タッチ&ゴー」が1番好きだったりするわけで(「シェイクイットアップ」も捨て難いが・・)、そちらが聴きたいときにはベストアルバムを聴くことが多いのですが(アルバム「パノラマ」が良くない、ってわけじゃないんですよ・・)、「グッドタイムスロール」、「マイベストフレンズ」、「燃える欲望」と続く冒頭の3連発があまりにも強力な、このデビューアルバムは、カーズのアルバムの中でも、まとまりの良さと緊張感の高さが絶妙で、悪く言えば、これ以降アルバムとしては、この作品を越えることは、実は出来ていなかったのかも知れない・・・とも。

実際、このアルバムは、ベストアルバムを含むカーズの7枚のアルバム中、当時1番の売れ行きだったらしいです。

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