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2010年3月10日 (水)

嘉門雄三&VICTOR WHEELS 「LIVE!」

Kamonyuzoこのアルバムは高校生のころ、レコードをレンタルで借り、カセットに録音して、よく聴いていたのですが、そのうちカセットはどこかへ失くしてしまいました。

やがて世の中は、CD時代にとってかわり、アナログのレコードはほとんど姿を消してゆくなかで、それでも多くの優れた・・あるいは、そうでなくても単なるメジャー作品は、CD化されて聴き継がれることになるのですが、そんな中、この傑作アルバムは、今だにCD化されることなく、現在に至っています。

というわけで、ずいぶん長い間、私もこのアルバムを聴くことなく(ま、ほとんど忘れてましたけどね・・)大人になった(と思う)わけですが、しかし私は数年前、不幸なことに(て、こともないんだけど)、このアルバムのことを、なぜか急にふと思い出し、久しぶりにこのアルバムが無性に聴きたくなってしまったのでした。
が、聴きたいけれどCDは売られていない・・・禁断症状を抑えきれず、もがき苦しみながら中古屋さんのドアを叩き、アナログLPを血まなこになって探しにさがし・・・と言いたいところですが、意外にもあっさりと簡単にそれは見つかり・・・買いました。

一度聴けば誰の耳にも明らか、(って言うより、ジャケットを見れば分かるんですが・・・)唄っているのは、もちろん桑田圭祐なんですが、バックはサザンではありません。
とは言うものの、ベースとキーボードは、「ムク」こと関口和之「ハラボー」だし、のちのクワタバンドで共にする今野多久郎や、サザンの準メンバー的存在となる斎藤誠など・・ようするに気心の十分知れあった仲間達と、お気に入りの曲を思いっきりプレイしてみましょ・・・そんな企画だったわけですね。

内容は、新旧さまざまな洋楽カバーのライブで、桑田さんの趣味が窺い知ることができる選曲となっていますが、その中でジョンレノンビリージョエルが2曲ずつ、フューチャーされています。
余談になりますが、この時期の桑田さんにとって、ビリージョエルはかなりのお気に入りアーティストだったのではないでしょうか。

個人的に覚えているのは、あるFM番組(たしかユーミンがパーソナリティを務めていた番組だったと思うのだが・・)にゲストで出演し、ビリージョエルのほか、ボブディラン、ボブマーレイなどを真似て、それっぽいアレンジでビートルズナンバーをカバーする、という企画のなかで、ビリージョエル風「レットイットビー」をやっていたこともあるし、また同じ頃、TVのベストテン番組に出演したときは、ビリージョエルの「さよならハリウッド」(このアルバムにも収録)のモノマネを披露していたこともありましたね。

このアルバムに収録されているシークレットギグは、はじめからライブ録音を目的としていたようで、和気藹々とした和やかな雰囲気のなかにも、緊張感がビシバシと伝わってくるのがたまらないんですが、とにかく演奏の出来はとても良いので、(だからこそアルバムとしてリリースされたのだろうから)とっととCD化しちまえばいいのに・・・と待ち焦がれているファンは私だけではないはず。

特に私的にベストテイクは、桑田がひとりの黒人ボーカリストになりきって歌い上げる「ジャストワンス」・・・しびれます。

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