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2010年2月 3日 (水)

ザ・クラッシュ 「動乱」

Photo ずいぶん前のことなんですが、職場の若い友人が、ザ・クラッシュのアルバム「ロンドンコーリング」を聴いていて、今どき自分の身近にクラッシュを聴く若者がいるなんて、ちょっと意外ながらも、何故かうれしくなってしまいました。

「オレ、クラッシュはリアルタイムで聴いてたんだよ」

なんて話しながら、自分もホント久しぶりに聴いてみたら、

「あれま!メチャ、いいじゃん!」

「クラッシュって、こんなポップだったかしらん?」

これが実に楽しめるんですねー。

ザ・クラッシュといえば、70年代後半パンクの代表的なグループ、というイメージをお持ちの方が多い・・・というか、普通、世間一般には、そういう位置づけがされてると思うんですが・・・多分、、。

ともすればそういう時代背景、社会的先入観ばかりが先走り、音楽的には低く見られがちなところもあるんじゃないでしょうか・・・多分、。

これって、むしろ私個人の偏見でしょうか。

しかし今になって純粋な気持ちで彼らの音楽を聴いてみると(もう今の時代では、そういう聴き方しかできないでしょうけど・・)、けっこう音楽的下地がしっかりしていて、自分達のルーツミュージックをふんだんに楽曲に盛り込みながら、幅広い音楽性で聴く者を飽きさせない、高いエンターテイメント性が感じられます。

曲も意外と親しみやすいメロディーが多く、ポップな曲を荒削りながらも味のある演奏で突き進むところなど、けっこう初期のビートルズのイメージに近いものを感じたりもします。

また、デビュー時からレゲエの影響も強くみられ、それがパンクサウンドと相まって、クラッシュ独特のカラーを打ち出していました。

そして、そこへ自分達が聴いて育ったオールディーズなど、広範囲な大衆性を絶妙にブレンドさせることに成功したのが、サードアルバムの「ロンドンコーリング」でした。

で、一般的に代表作とされているのは、やはり「ロンドンコーリング」ということになるとは思いますが、じつは私的に1番好きなのは、1番レゲエっぽさもパンクっぽさも薄い、

セカンドアルバムの「動乱」

だったりするわけですよね、これが(笑)。

ただし前述のとおり、レゲエを軸とした音楽的な成長や、パンクらしさから、やや後退しているとの見方もあり、このアルバム、現在ではなかなか評価されにくくなっているようなんですが、発売当時はけっして売れなかったわけではなく、本国イギリスでは2位となっています。

全編を通してロックテイスト溢れるギターサウンドと疾走感が気持ちよく、なんといってもメロディーの良さが他のパンクバンドとは違うクラッシュの魅力だということを、十二分に楽しめるアルバムです。

もうひとつ忘れちゃならないのが、ジョー・ストラマーミック・ジョーンズという、ふたりのリードボーカリストがいたことも大きかった。

とんがって荒々しいジョーのボーカル曲に混じって、甘酸っぱい青春の香りがするミックのボーカル曲が、全体をややマイルドに味付けしています。

やっぱりザ・クラッシュって、大衆的というか、万人受けする、っていう意味でポップなバンドだったんだなあと思うのです。

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コメント

ありがとう.YouTubeでいっぱい聞いたよ.俺には懐かしいね.
若い子は,パンクって言わないよね.オルタネじゃなかったかな.若い子にポリスとかクラッシュとか聞く奴いるよ.

投稿: HAWK2700 | 2010年2月27日 (土) 06:29

HAWK2700さん、いつもありがとうございます。
当時はパンクという呼び方もすぐに廃れ、なんでもみんなニューウェイブって呼んでたと思います。今ではジャンルも多岐にわたりすぎて、訳分からん・・っていうか、どうでもいいですけどね(笑)。
でも最近もグリーンデイなんか、パンクって言われてるみたいです・・・。

投稿: じんぺい | 2010年3月 3日 (水) 19:51

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» The Clash - London Calling (live in Tokyo '82) [その後]
埋め込めるのが無くって,画像が今ひとつ. これ,すごいカッティングだな. レスポ [続きを読む]

受信: 2010年2月27日 (土) 06:25

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