« 2006年11月12日 (日) | トップページ | 2006年11月19日 (日) »

2006年11月18日 (土)

エリック・クラプトン名古屋公演 観~ちゃった。

Clapton 来日メンバーを知ったときから、出来れば観に行きたいと思っていながら、当日のスケジュールの都合で、ずっと行くのを迷っていたクラプトンの名古屋レインボーホールでのライブですが、どうやら行けそうだということになり、3日前に電話で当日券を予約しました。

その時点でまだ空席が残っていただけでも御の字なので、どんな残り物の席になるかは覚悟していたのですが、2階席ながら割りと前の方、6列目だったでしょうか。
ステージから比較的近い右ナナメ、つまりクラプトンのピックを持つ側だったので、手の動きもバッチリ見えて、意外とラッキーだったかも知れません。
音響の面からいうと、たしかに不満もあるのは事実ですが、せっかく「観に」行くわけですから、出来るだけ近いところで観たいのも正直なところですよね。

オープニングは、事前にネットで確認していたセットリストとは異なり、「テルザトゥルース」でのスタート。

ところでクラプトンの来日は、今回で何度目になるのでしょうか。
コンサートに足を運ぶということ自体、もうずいぶん久しぶりのこの私が、今回だけはぜひとも生で観てみたいと思った最大の理由は、今回のツアー同行メンバーにデレク・トラックスが加入していたことなんですね。

デレクといえば、自身のバンド、デレク・トラックス・バンドを率いながら平行して、あのオールマン・ブラザーズ・バンドのリードギタリストとして、デュアン・オールマンのスライドギターを受け継いだ若き天才ギタリストです。
蛇足ですが、私自身は、ドラマーのブッチ・トラックスはデレクの父親だと勘違いしていましたが、どうやら叔父のようですね。

そして彼の名前「デレク」が、あの名作アルバム『レイラ』を生み出したグループ名、デレク&ドミノスに由来しているとくれば、どうしたって『レイラ』におけるクラプトンとデュアン・オールマンの名コンビの再現を、このステージに期待せずにはいられません。
そんなところへ、いきなり『レイラ』収録曲の「テルザトゥルース」なのだから、これは堪りませんね。

ブラッキーのストラトを弾きながら唄うクラプトンのボーカルにフィルインを入れるデレクのスライドがオープニングからうなりをあげます。
その後も全編でデレクのスライドギターは大活躍で、もしかしたらコンサート全体を通しても、クラプトンよりもリードを取っている時間は長かったかも知れません。

クラプトンもデレクのギターには全幅の信頼をおいているようで、ツアーパンフに掲載されているクラプトン自身のコメントにも

「今回のバンドには、ずっと以前からぜひとも一緒にプレイしたいと思いつづけていたプレイヤーも・・・」

という部分がありますが、これがデレク・トラックスのことを指しているのに疑う余地はないでしょう。

それにしてもデレクのギターを生で聴く機会が訪れるとは、思ってもいませんでしたが、それが一度は観たいと思っていたクラプトンのコンサートで実現するとは、まさに「一粒で二度おいしい」(懐かしフレーズ・笑)今回のライブ体験でした。

いや、もちろんクラプトンもやっぱり最高でした。
私の斜め後ろの若い男性が曲の合間ごとに

「カッコイイー! エリック、カッコイイー」

の絶叫を連発していましたが、その心境も分からないではありませんでした。

そして忘れてならない、もう一人のギタリスト、ドイル・ブラムホール・Ⅱ
彼は左利きなんですが、多くの左利きギタリストが、ギターの弦を右利きと逆に張り替え(ま、実際には、わざわざ右利き用を張り替えているのではなく、最初から左利き用に作られた「左利き用ギター」を使っているのでしょうが)、ちょうど右利きを鏡に映したのと同じ状態にして弾いているのと違って、彼の場合、右利き用の弦の張り方をそのまま上下ひっくり返した状態で弾いているんですね。
ただしボリュームつまみは下の方についているので、これも彼専用の特注ギターと思われますが、弦の上下は通常と逆になっているので、チョーキングは上に押し上げるのではなく、下に引っ張り下げ、カッティングも上下が逆になるので、見ながら聴いていると不思議な感覚がして面白いです。
最近のステージでは、ずっとクラプトンの片腕的存在で、クラプトンのDVDでもお馴染みのドイルですが、今回もバッキングからアドリブソロまでキッチリこなし、アコースティックセットでは渋いハーモニカとボーカルも聴かせてくれました。

そうこうするうちに「ワンダフルトゥナイト」が始まり、ライブもそろそろ終盤に入ってきたことを知り、

「え、もう・・ちょっと早くないの?・・・」

と思って、ちらっと時計を見たら、もうすでに2時間近く経っていました。
ホントにあっという間に時間が流れていたんですね。

そして「レイラ」から「コカイン」へとつながる壮絶なクライマックスでひとまず終了。
しかしお楽しみはまだまだです。

大阪ではレスポールも使っていたらしいクラプトンも、この日はストラト一本でしたが、アンコールでは個人的に一番楽しみにしていた曲「クロスロード」で白熱のプレイのダメ押しもあり、ノリノリの大盛り上がりのうちに宴を終えたのでした。

終わってホールの外に出ると、今まで中で行われていたことが、まるで夢でも見ていたかのように思えてきましたが、帰りに買ったツアーパンフの値段の高さは、もちっと何とかならないものでしょか。
でもまあ、買いましたけどね(笑)。

くどいようですが、やや音響的には不満はあったものの、最高のギターバトルが観られて思い残すことはありません。

「さ、また頑張ろっ」

って思いながら帰りの電車に向かった私なのでした。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

« 2006年11月12日 (日) | トップページ | 2006年11月19日 (日) »