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2006年10月25日 (水)

ヴァレリー・カーター「愛はすぐそばに」

Just_a_stones_throw_away ジャケットの向こうからこちらを見つめるヴァレリーの表情がなんともキュートな、彼女のファーストソロアルバム「愛はすぐそばに」

お転婆だった少女の頃・・・って勝手に決め付けてますけど(笑)・・・のあどけない面影を残しつつ、清楚ないでたちで澄ましている、この愛くるしいジャケットが、アルバムの内容を象徴しているようです。

この後の、ぐっとAOR度を増し、完成度も高いセカンドアルバム「ワイルドチャイルド」も、ファンの間では根強い人気のある名盤ですが、彼女自身が女性として大人っぽさを増し、シックで都会的なセンスも感じられるセカンドよりも、ファーストでの、奔放さと可憐さが同居し、まだどこか垢抜けないといった感じの少女が、ちょっぴり背伸びをして、大人の女性を気取ってみました的な、このいたいけさがたまらんわけですよ、オジサンとしては(笑)。

そんな魅力が、1曲目の「ウー・チャイルド」から、じわ~っと溢れ出します。
ほんわかした牧歌的な温もりを感じる演奏に導かれ、軽やかに歌い始めるヴァレリー。
あえて例えるなら、キャラメルママをバックに「ひこうき雲」を歌う、デビュー当時のユーミンといった趣きかな・・・。
そして彼女の声には、両手のひらで、そっと包み込んでいないと、壊れてしまいそうな危うさも感じずにはいられません。

かと思えば、リトルフィートのローウェル・ジョージがプロデュースをした2曲では、ブルース感覚溢れるファンキーな演奏に乗せて、なかなかソウルフルなボーカルを聴かせてくれます。

ソロデビューする前から数多くのミュージシャンのバックボーカルを務め、歌の上手さには定評があったヴァレリー・カーターが満を持して発表したこのアルバムには、彼女の歌う喜びがいっぱいに溢れていて、いつまでもときめきを失うことはないのです・・・。

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