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2006年9月 5日 (火)

ズーターズ「ノット・クワイト・アット・武道館」

Not_quite_at_budokan これはほとんど「ジャケ買い」に近い一枚です。
いちおう本で紹介されているのを、たまたま目にしたのですが、ジャケット写真でメンバーが着ているTシャツに、このタイトルとくれば、あからさまにチープトリックを意識していることは明白な、ズーターズ「ノット・クワイト・アット武道館」。
ちなみに「at武道館」というのは、チープトリックの出世作となる大ヒット・ライブアルバムのタイトルです。

「さぞや気持ちのいいパワーポップが聴けるのでは・・・」

と期待しつつ、CD屋さんへ探しに行って買いました。

ただ実際に聴いてみると、想像していたよりも、かなりハードな印象でした。
いや、この場合、英語よりも日本語でそのまま、「荒い」といったほうがピッタリするような気がします。
オープニングからハードエッジなギターサウンドが前面に出ていて、まさに直球勝負で突き進んでいきます。
しかし聴いていると、途中でビートルズにも通じるようなメロディーやコーラスが散りばめられていて、思わずニンマリしてしまうんです。

それに唯一のカバー曲、「グッドガールズドント」は、「マイシャローナ」の一発ヒットで知られる、ザ・ナックのカバーですが、そういえば、そのザ・ナックも、当時は「80年代のビートルズ」なんて言われていましたっけ・・・

おまけにビートルズや初期のチープトリックと同様、アルバム全体の時間が短いのもいいんです。
収録時間が長く、テンションの低い演奏をダラダラと聴かされるのは苦痛ですからね。
このアルバムのように、コンパクトで歯切れの良い演奏がテンポ良く展開されると、あっという間に聴き終わって、あとには爽快感が残ります。

覚えやすいポップなメロディーが最大の魅力ながら、決して甘すぎることはなく、さすがにミスタービッグポールギルバートが惚れ込んでプロデュースしただけあって、ハードとポップのバランスがセンス良くまとめられています。

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