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2006年4月25日 (火)

ペイルファウンテンズ「パシフィックストリート」 美しいほど瑞々しいネオ・アコ定番

Pacific_street_1 久しぶりに何気なく聴いてみたんですけど、心が洗われるっていうか、何か忘れかけてた感覚を思い出したような気持ちにさせてくれます。

84年に発表されたペイルファウンテンズ「パシフィックストリート」はアズテックカメラの「ハイランドハードレイン」と共にネオ・アコースティックを代表する定番中の定番アルバム。
個人的にはここにプリファブスプラウトの「スティーブマックイーン」を加え、

ネオ・アコ3大アルバムと呼びたい!

っていうか、もうすでに勝手に呼んでいる(笑)。

とはいうもののこの私、80年代の第二次ブリティッシュインヴェンションをリアルタイムで体験していながら、このバンドのことは、正直あまり記憶にありませんでした。
のちにある日ネオ・アコ関連の本をめくっていたら、このアルバムが大々的に取り上げられていて、

「あれっ、こんな凄いバンドいたっけ?」

と思いつつ、ずっと気になっていたところ、現行のCDがリマスターで発売されたのを機会にようやく耳にすることとなりました。

それにしても、何度聴いても新鮮なこの響き、なんて瑞々しいんだろう。
トランペットやパーカッションをうまく取り入れながら、ソウル、ボサノヴァなど幅広いジャンルからの影響を感じさせるアレンジは、お洒落で結構カラッとしているのだが、そこへマイケルヘッドのボーカルが絡むとグッと切なく、何かこう、胸をギュッと締めつけられるようなやるせなさを醸し出します。

ところで私のような英語がさっぱりの洋楽リスナーっていうのは、大抵、歌詞の意味も分からずにサウンドに惹かれて聴いているわけですが、それでも意外と伝わってくるものがあるものですよね。
もっとも時にはタイトルと音の雰囲気から

「きっとこんなことを歌っているのかな・・・。」

なんて勝手に想像していた内容が、日本語訳詞を読んでみたら全然違ってたってことはよくあるんですけど・・・。
しかし聴く者に何かを必死で訴えようとしているかのようなマイケルヘッドの歌声は美しいほど哀しく、気持ちがヘコんでいるときなんかに聴くと、泣けてきそうです。

ですが、このアルバム、ジャケットのイメージでやや損をしていると言ったら

「お前は何も分かっていないんだから。」

と賢明なファンから怒られますか。
だって音を聴く以前の時点で手に取ったこのジャケット写真から、この美しいサウンドは、イマジネーション乏しい私には、なかなか想像できません(笑)。

現行の日本CDでは、オリジナル収録曲11曲に、10曲のボーナストラックが加えられ、ほとんど別物みたいな状態になってますね(笑)。

ボーナストラックに関しては、よくその是非を問う声を聞きますが、私的には大いに歓迎のクチ。
どちらかというとアルバムよりも曲単位で聴くタイプなので、たとえばシングルでしか発売されていない曲などがボーナストラックで収録されていると、その曲だけ選曲して楽しむという聴き方も出来て、それはそれなりにうれしい。
このCDの場合も、絶対的な名曲「サンキュー」が収録されたことで、よりいっそうネオ・アコ最重要盤の1枚としての価値を不動のものにしていると思われます。
「ボーナストラックはオリジナルアルバムのフォーマットが崩れるから要らない。」
という向きの方は、聴きたい曲だけそのようにプログラムして聴いてください(笑)。

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コメント

じんぺいさん、こんばんはー。
早速借りてきましたよ、「HEART」。こんなにビジュアル系でしたっけ(笑)?
サウンドの方は、さすがじんぺいさん、ワタシの嗜好を掴んでらっしゃる!
1曲目のイントロから引き込まれてしまいましたよ。
しかし80年代のロックってのは何でこうも良いんでしょうねぇ。
ここだけの話、つい先日は隠してある(何でや!?)アースシェイカーを聴いて訳分からず感動してました(爆)。

投稿: 日月 | 2006年4月25日 (火) 22:05

日月さん、こんばんは。
さすが行動がお早い! で、すごくうれしいです!
やっぱりこういうサウンドは気持ちいいですよねえ。お好みで良かった。
おススメCDは、私が好きで勝手に騒いでいるだけですので、適当に受け流しといて(笑)、機会があったら聴いてくださいね。

若い頃、バンドでメンバーが持ってきた「RADIO MAGIC」を演りましたが、これ、アースシェイカーじゃなかったですか?
隠し持っているなんて、よっぽど何か思い入れがおありで・・・(笑)?

投稿: じんぺい | 2006年4月25日 (火) 23:51

そうです、「ラジオマ~ジック 流れるぅよ 君のぉくぅちぃびぃるぅにぃ~ ワンダーレディオー♪」ですね(笑)。
ラウドネスより好きでしたねー、シャラ&マーシー(爆)。
でもヘビメタ&ハードロック軍団のバラードはなかなか侮れませんよ!
さ、お昼食べに行こうかなー。

投稿: 日月 | 2006年4月26日 (水) 12:25

日月さん、そうなんですよねー。
海外アーティストでも、Mr.ビッグ「トゥビーウィズユー」、エクストリーム「モアザンワース」、ホワイトスネイク「イズディスラヴ」など、名バラードがいっぱいありますよね。
じゃ、思い出させてもらったところで、ホワイトスネイクでも聴きながら、今日は疲れたので早めに寝ます。
こんなの聴いてたら眠れないか(笑)。

投稿: じんぺい | 2006年4月26日 (水) 20:30

こんばんは~(´∇`)
懐かしいですね。ペイル・ファウンテンズ。
中味は、とってもいいのに、ジャケットで損してるって思ってたら・・・
お仲間を発見してうれしい限り。
やっぱり、アレレ?なジャケットですよね、これ

投稿: やぎ | 2006年9月28日 (木) 23:25

やぎさん、ありがとうございます。
ですよね、やっぱり・・・ですよねーっ(笑)。
共感していただける方に出会えて、ホッとしてます(なんでやっ)。
でも、もしかしたら、いかにもな哀愁漂うジャケットじゃなかったから、かえって音を聴いたときの衝撃が強いのかも知れませんけどね。

古い洋楽のネタ、たま~に書いてますので(元々そっちがメインだったはずなんですけど、ハハハ・笑)、よろしければ、また時々、見てやってください。

投稿: じんぺい | 2006年9月29日 (金) 20:16

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